今回はクレジットカードの達人第一弾、クレジットカードを使った積立投資のメリットについてご紹介します。ここ数年で飛躍的に伸びているクレジットカードの積立投資について、まずは簡単にご紹介しようと思います。
『クレカ積立とは』
クレカ積立とはクレジットカードの与信枠を使って投資信託などの積立投資を行う事です。
何を言っているのかわからない方が多いと思いますので少しずつ説明します。
＜投資信託とは＞
「投資信託（ファンド）」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
通常株式のようにまとまった金額は必要無く、任意の金額で購入が可能なのが特徴になります。
＜積立投資とは＞
積立投資とは通常取引のようなまとまった金額を用意する必要が無く、コツコツと少額を積み立てる事で投資をする方法になります。
一括投資に比べて価格下落の可能性が低くなり、リスクを抑えられる反面、投資先の価格が上がった場合の利益も少なくなる為、通常取引と比べて『ローリスクローリターン』のなるのが積立投資の特徴です
クレカ積立のメリットとは
まずはクレカ積立のメリットについて簡単にご紹介します。
当たり前のように感じる方が多いとは思いますが、一番重要な部分ですのであえてご紹介します。
その１「ポイントが貯まる」
株式投資は基本現金ベースの取引になります。
その為購入時にポイントが貯まるようなサービスはほとんどありません。一方クレジットカードを利用した積立投資の場合はクレジットカードの利用となりますのでポイントを貯める事が可能です。
その２「クレジットカードの利用履歴になる」
クレカ積立はクレジットカードのショッピング枠を利用するので利用すると毎月の利用実績になります。普段使わないようなカードでもクレカ積立専用にする事で毎月コンスタントにカードの利用実績を積む事が可能です。
その３「キャンペーンがある」
クレジットカードを利用して積立投資を行う場合、基本的に何らかのキャンペーンの対象となる事が多いです。積立投資の利用でポイント還元率が上がるようなサービスが多いので現金ベースよりもお得になります。
その４「NISA対応」
クレジットカードで積立をする多くの場合は積立NISAに対応しています。
長期間の無課税運用が可能なNISAを利用可能なのは非常に大きな特徴の１つです。
それではクレジットカードを利用した積立投資のデメリットについてご紹介します。
メリットがあると言う事はデメリットもあります。ご紹介しますので是非ご覧ください。
クレカ積立の大前提
積立投資は『投資商品』です。従って『損をする場合があります』
積立投資は投資商品ですので利益が出る場合がありますが、損をする場合も十分にあります。
長い目で見れば緩やかな上り坂となっている為各社投資信託をお勧めしていますが、信託商品の価格が大きく下がる日もあります。
あくまでも『長期的な目線で見た場合のメリットだけ』を伝えているカード会社も多いですので注意してください
この前提条件を踏まえて以下のデメリットについてご紹介します。
その１「積立上限は月５万円まで」
クレカ積立の積立上限金額は月５万円までです。
これ以上の積立はできません。まとまったお金を突っ込みたい方にはあまり向かないでしょう。
その２「積立日は固定」
クレカ積立の場合、積立回数は月１回です。
決められた日に決められた金額を積み立てるのがクレカ積立の方法です。いつでも積立可能な一般取引とは異なりますので注意が必要です。
その３「解約までの手続きが複雑」
クレジットカードで積立を行う場合、クレジットカードの設定、証券会社の設定が必要な為かなり複雑な手続きが必要となります。
申し込むのも複雑ですが、解約するのも一手間です。
めんどくさい手続きを行いたくない方にはあまりおすすめはできません。
クレカ積立を上手く利用するには？？
クレジットカードを使って積立を行う場合、以下の３点に注意して利用してみて下さい。
１「ポイント還元率にとらわれない」
クレカ積立はポイント還元率が高くなる傾向が強いのでついついポイント還元率の高いクレジットカードが欲しくなります。ですがそれでは本末転倒です。
自分の支出にあったカード利用、無理なく積立可能な金額を十分に考えた上で今あるカードの積立を行いましょう
２「すぐに解約しない」
クレカ積立は数年から数十年のスパンで積立をする事に意味があります。買って売ってすぐ買って…頻繁に売り買いする物ではありません。自分の資産を削ってまでするものではありませんのでご注意下さい。
３「放置しない」
クレジットカード積立のメリットとして管理が楽な点が挙げられます。ですが、放置しても良いという訳ではありません。クレジットカードの利用限度額や積立状況、その他様々な変化する点があります。積立を行う場合には放置をせず定期的に確認するようにしましょう。
最後に
今回はクレジットカードを利用した積立投資についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか？？
クレジットカードの積立は今後も拡大してくるので是非とも検討してみて下さい！
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